加藤洋一郎 教授

国際植物資源科学研究室(国際植物生産学大講座)

■ 専門分野 作物栽培学、熱帯農学

■経歴

2002年 東京大学農学部 国際開発農学専修卒業
2005年 日本学術振興会特別研究員(DC2)
2007年 東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻修了
2007年 東京大学大学院農学生命科学研究科附属農場 助教
2010年 東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構 助教
2011年 国際稲研究所(IRRI)客員研究員
(日本学術振興会海外特別研究員)
2013年 国際稲研究所(IRRI)主任研究員II
2014年 フィリピン大学ロスバニョス校 非常勤教授
2016年 国際稲研究所(IRRI)上級研究員I
2017年 東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構 准教授
2020年 東京大学大学院農学生命科学研究科農学国際専攻 教授

■研究関心

植物資源科学に関する地球規模課題(新しい作物種・品種や栽培法、農業生産と環境/生物保全の高度な調和など)を扱いますが、課題解決のための学際的アプローチを意識しています。

とりわけ、熱帯途上国の食糧問題解決と貧困削減、不良環境下の作物生産向上のための研究を重視しています。実験圃場での作物生育の解析と現地調査(農民圃場試験・聞き取り)の双方を通じて、栽培技術の改善策を検討します。技術普及と農村発展があってこその熱帯農学ですので、農民の実情を念頭に置いて研究を組み立てます。作物栽培とフィールドワークが好きで、食料生産と農業開発の未来を真剣に考える学生をお待ちしております。

■研究例
  • 不良環境における気候変動適応技術の開発(環境学/保全生物学/作物学の連携による熱帯農業科学の新展開を目指しています)
  • 作物栽培システムの持続性に関する多面的評価(生態学/情報学/作物学の連携による野外植物科学の新展開を目指しています)