佐藤研について

国際植物材料科学研究室は大きく物理系、化学系の大きく2つの分野に分かれて研究をしています。物理系は佐藤先生が指導教員として、化学系は大原先生(森林総合研究所)が指導教員と当たってくれています。


研究紹介

佐藤研究室では主にバインダーレスボード(植物の自己接着ボード)に関する研究を行っており、物性評価や化学実験による評価などからボードの性能や自己接着のメカニズムについて検討しています。最近では、集製材にもバインダーレスの技術を応用するなど新たな研究にも取り組んでいます。
バインダーレスボードとは・・・植物は熱と圧力を加えることで自己接着します。この機能を応用してボードを製造することで石油由来の接着剤を用いない環境にやさしいボードを作ることが出来ます。この様にして、石油由来の接着剤を使用せず植物の自己接着機能だけで製造したボードをバインダーレスボードと言います。



研究室の魅力

・研究室は2人で実験を進めていますが、佐藤研究室の研究領域は生物材料科学専攻の研究領域と同様の為、生物材料科学専攻の研究室の方に意見を聞くなど多くの人と関わりながら研究を進めています。この様に佐藤研究室では農学国際専攻だけで学ぶ知識だけでなく他専攻の人と関わりながら知識を深めています。
・国際植物材料科学研究室が行っているバイオマスに関わる研究領域は近年注目を浴びておりとても盛んに研究が行われている分野です。佐藤研究室でも企業との共同研究を行っておりバイオマスの最先端の研究をしています。