農学国際専攻 東京大学 大学院農学生命科学研究科 目的別に探す
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黒倉 壽 (くろくら ひさし)?

黒倉 壽 (くろくら ひさし)?
■ 名 前
黒倉 壽(くろくら ひさし)
■ 所 属
農学国際専攻 国際動物生産学講座 国際水産開発学研究室 教授
http://www.lgfs.ga.a.u-tokyo.ac.jp/
■ 経歴
1974年 東京大学農学部水産学科卒業
1979年 東京大学大学院農学系研究科水産学専門課程博士課程修了
1980年 東京大学農学部付属水産実験所 助手
1983年 広島大学生物生産学部講師
1988年 広島大学生物生産学部
1989年 東京大学農学部付属資産実験所
1997年 東京大学大学院農学生命科学研究科 教授
■ 専門分野
水圏生態学、水産海洋学
■ 研究関心
途 上国の地域振興、特に漁村社会の自立的な発展のために、水産技術を役立てることが研究全体の目的である。この理念に基づいて、従来は、水産分野の技術的な 研究(特に養殖技術)から、水圏環境・生態の保全にかかわる基礎的研究を行っていたが、地域の発展の阻害要因を把握するために、地域社会の技術・経済・文 化などにかかわる社会科学的調査研究も必要に応じて行っている。
したがって、研究の手法としては、自然科学研究手法のみに固執することは考えていない。地研究の過程においては、経済学・民俗学・農業・林業等の他分野の 研究者と連帯も重要であると考えている。地域的には、現在、東南アジアおよびその比較対象として、わが国の水産業、漁村社会の研究も行っているが、将来の 計画としては、アフリカ・中南米の漁村社会の振興にかかわる問題にも取り組んで行きたい。
■ 研究例
  • 東南アジアの魚種の多様性とその分布過程に関する生物地理学的な研究。
  • タイ国南部のマングローブ汽水域における、生物生産構造の解明。
  • カンボジア、トンレサップ湖における漁業従事者の生活実態調査。
  • カンボジア・トンレサップ湖、ラオスにおける養殖開発の社会的意義に関する研究。
  • タイ国のエビ養殖業者における、自立的技術革新の動機付けに関する社会科学的な分析。
  • FAOの政策的な変遷に関する研究。

■写真 ラオスの市場の光景

■写真 ベトナム・ハロン湾の風景
 
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