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溝口 勝(みぞぐち まさる)

溝口 勝(みぞぐち まさる)
■ 名 前
溝口 勝(みぞぐち まさる)
■ 所 属
農学国際専攻 国際情報農学研究室 教授
http://www.iai.ga.a.u-tokyo.ac.jp/mizo/
■ 経歴
1982年 東京大学農学部農業工学科卒業
1982年 東京大学大学院農学系研究科農業工学専門課程修士課程入学
1984年 東京大学大学院農学系研究科第一種博士課程進学
1984年 同上 中途退学
1984年 三重大学農学部助手(農業物理学研究室)
1990年 農学博士(東京大学)の学位授与
1990年 米国パデュー大学客員助教授(Agronomy Dept.)
1995年 三重大学生物資源学部助教授(農業物理学研究室)
1999年 東京大学大学院農学生命科学研究科助教授(環境地水学研究室)
2003年 内閣府技官{参事官補佐(科学技術政策・環境分野担当)}併任
2004年 同上 任期満了
2005年 東京大学大学院農学生命科学研究科助教授(国際情報農学研究室)
2008年 東京大学大学院情報学環 総合分析情報学コース 教授
2010年 東京大学大学院農学生命科学研究科 教授
■ 専門分野
国際情報農学、土壌環境計測学、農業 IT
■ 研究関心
研究関心数学と物理学を基礎にして、「土壌」の研究をしてきました。もともと農家出身ということもあってか、土から離れられなかったように思います。大学院時代から土壌を一つの理想的な多孔体と見なして土壌(特に凍土)中の物質と熱の移動の実験や解析を手がけ、それが高じてシベリア永久凍土の調査などを経験してきましたが、最近では、初心に返って土壌という「生きもの」の持つ不思議や土壌と環境の関係を見直しています。日本とアメリカの研究「体制」の違いを体験し、日本の研究体制の整備の必要性を実感して日々奮闘していましたが、9.11テロ以降の世の中の動向をみて、必ずしもアメリカ型がベストでないことを悟り、日本型の研究のあり方を模索しています。そういう行動パターンを見透かされたのか、2003年から2年間、内閣府総合科学技術会議事務局で“役人道”を学ぶ機会を得ました。これまた大学とは異なる文化を体験し、ますます「研究とは何だろう?」という思いが強くなっています。地球規模の気候変化や水循環変動により、食料問題がクローズアップされることは間違いないと思います。そのとき日本の農学はこの問題解決のために本当に貢献できるか?最先端の情報技術を駆使しながら、地域に根ざした伝統的ローテクの組み合わせによる持続可能な農業技術の構築が本当は大切なのではないかな、と思い始めています。
■ 研究例
●フィールドサーバによる農地モニタリング
-世界中の農地から土壌情報をリアルタイムで集めるプロジェクト-
各地の農地情報(気象・土壌情報と映像)がインターネットを介してリアルタイムで見ることができます。
群馬県嬬恋村キャベツ畑
群馬県嬬恋村キャベツ畑
December 19, 2006 8:15 AM
アメリカ合衆国ワシントン州小麦畑
アメリカ合衆国ワシントン州小麦畑
December 18, 2006 3:15 PM
世界中の農地に土壌センサーを埋設し、衛星データとリンクさせながら、映像も含む農地の土壌情報を自動回収・解析し、安全な食料を食卓に提供するためのシステム構築を目指しています。
 
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