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小林 和彦(こばやし かずひこ)

小林 和彦(こばやし かずひこ)
■ 名 前
小林 和彦(こばやし かずひこ)
■ 所 属
農学国際専攻 国際植物生産学講座 国際植物資源科学研究室 教授
http://www.ga.a.u-tokyo.ac.jp/lab/shigen_lab/
■ 経歴
1976年 東京大学農学部農業生物学科卒業
1977年 農林省野菜試験場
1983年 農林水産省農業技術研究所
1984年 同農業環境技術研究所
1987年 アメリカ ノースカロライナ・ステート大学客員研究員
2003年 東京大学大学院農学生命科学研究科 教授
■ 専門分野
大気環境保全、農業気象、生態系モデリング
■ 研究関心

アジアでは人口増加と経済発展に伴って、食料とエネルギーの需要がますます高まっています。食料生産量の増加は、飢餓の軽減に貢献しましたが、窒素による水汚染や、土壌の劣化、水資源の枯渇といった問題を引き起こしました。一方、エネルギー生産の増加は、生活の利便性を大いに高めましたが、大気や土、水を汚染して、人間の健康だけでなく、自然植生や農作物の生長を阻害しつつあります。人口増加と経済発展が今後さらに進むと、最悪の場合には環境も食料も損なわれる恐れがあります。そうした事態を技術開発だけで解決することはできないにしても、研究によって食料と環境の現状を正確に把握し、将来の危険を的確に見通すことができれば、社会全体として適切な回避行動をとれるでしょう。私は、現地調査と圃場実験での観測、そして農業生態系シミュレーションモデルの開発を主体として、農学と生態学、生物地球化学を融合した研究を進めています。

■ 研究例
研究例 窒素酸化物の増加に伴う地表オゾン濃度の上昇が、東アジアの農業生産に及ぼす影響を明らかにするために、世界で初めてイネとコムギを対象とする開放系大気オゾン増加実験 (Ozone-FACE) を、中国江蘇省江都市近郊で行っている。
 
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