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研究紹介 |
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地球規模での植物材料へのニーズに応えるために…
熱帯雨林の減少、酸性雨による森林の衰退、砂漠化等、森林資源をはじめとした植物資源の減少・衰退が顕在化しています。それとともにこれらの貴重な天然資源を維持しながら持続的に利用することが今や、世界の大きな関心事となっています。そのため、再生可能で付加価値の高い「植物材料」の開発・利用は、今や地球規模での課題となっているのです。
「植物材料」は、その地域の生態系バランスを考慮しながら、また、地球環境の保全に配慮しつつ、植物資源の特徴を生かし、更に地域のニーズに密接に対応している必要があります。
当研究室では、植物材料に関する研究を化学的、物理的手法によって、基礎から応用まで幅広く進めています。 |
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研究の概念図
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主な研究内容 |
化学系(谷田貝教授)
天然物有機化学を基礎に、未利用植物資源や植物熱分解物の生物活性物質の探索やその有効利用技術に関する研究を行っています。
●未利用植物資源の生物活性の利用技術
●生態系における植物成分の作用機構の解明
●植物の熱分解とその生産物の特性解明
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物理系(佐藤助教授)
木質材料学を基礎に、未利用植物資源や産業廃棄物等を含む各種の植物資源を木質系の建築材料や部材として利用するための技術やそれらの開発を行っています。
●未利用植物資源の材料性能評価技術の開発
●植物資源の木質系構造材料・部材としての利用技術の開発
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