メンバー

加藤洋一郎 教授

1997年東京大学入学、2002年農学部国際開発農学専修卒業。20歳の時にサハラ砂漠を縦断、厳しい環境で生きるサヘルの人々の逞しさに対する衝撃が農学研究のきっかけ。
2007年に学位取得(博士(農学)・東京大学)。
2013年から国際稲研究所(IRRI)に国際主任研究員として勤務し、熱帯不良環境の稲作開発に従事。
2017年4月から附属生態調和農学機構(東大農場)にて勤務、2020年4月より農学国際専攻

FM西東京に出演しました。インタビュー(加藤)    


『Japan and IRRI: Contributions to International Rice Research』
(国際稲研究所における日本人の功績の総説)

山崎裕司 助教
IPADS専任/農学国際専攻)

東京薬科大学 生命科学部を卒業し、アメリカに留学。途上国の食糧生産向上に貢献するため、理学(生物学)から農学へ研究の軸を移す。
2013年 パデュー大学(米国) 博士課程修了
2014ー2016年 マニトバ大学(カナダ) ポスドク研究員
2016ー2021年 鳥取大学乾燥地研究センター ポスドク研究員
2022年 東京大学農学部(農学国際専攻) 助教

研究テーマ:スーダン乾燥地のコムギを始めとして、フィールド(栽培)とラボ(遺伝子)をつなぐ形で主要作物の不良環境適応(リン欠乏耐性・高温耐性・乾燥耐性など)の研究に従事
      

郭威 准教授
(連携メンバー@生態調和農学機構)

2001年 中国西安建築科技大学情報制御工学部通信工学科 入学
2014年 東京大学大学院農学生命科学研究科農学国際専攻 (博士(農学)・東京大学)
2015―2019年 東京大学大学院農学生命科学研究科 特任助教
2019―2022年 東京大学大学院農学生命科学研究科 附属生態調和機構 助教
2022年11月から 東京大学大学院農学生命科学研究科 附属生態調和機構 准教授

研究テーマ:Field-based high-throughput phenotyping using advanced imaging techniques (drone remote sensing and ground-based observation), image analysis and machine learning approaches

https://www.kubota.co.jp/kubotapress/technology/global-wheat-dataset.html
食料問題の解決には、多様性のある革命が必要だ!!

現在学生が取り組んでいる研究テーマ

      

2023.3現在

    • 「フィリピン干ばつ地帯の農家水田における水稲の施肥管理に関する研究」
    • 「熱帯農業開発における生物多様性保全と作物生産の両立に向けた研究」
    • 「熱帯沿岸部低湿地を対象とした水稲の鉄過剰耐性育種選抜に関する研究」
    • 「乾田直播稲作における苗立ち安定化のための出芽予測モデルの構築」
    • 「ドローン空撮画像を用いた作物群落構造の3次元再構築」
    •                               などなど         
 

最近の卒業生の研究テーマ

2022

  • 学士
    • 「直播稲作における作物・雑草の識別と成長量評価のための画像解析の検討」
    • 「大規模圃場のダイズ生育に関する,UAVを用いた定量的解析手法の開発」
    • 「水稲再生二期作における収穫後の茎再生力の系統間差異と生理的要因」
  • 修士
    • 「サツマイモ茎葉多回刈り栽培の?産性評価と適正品種選抜法の検討」
    • 「Agronomic Assessment of Maize Yield Variation in Eastern Bhutan(ブータンのトウモロコシ生産性の圃場間差異の解析)」
    • 「東ティモールにおける雨季直播稲作の分布特性と収量制限要因の解析」
    • 「モンスーンアジアの水田における植物多様性保全に向けた稲作管理の検討」
    • 「トウモロコシ栽培における耕起強度と雑草群集生態・作物収量の関係」
    • 「UAVを用いた全個体計測と生育予測モデルによるブロッコリーの最適収穫日推定」
  • 博士
    • 「Adaptation of nutrient management for rainfed lowlands in the Philippines(フィリピンの天水水稲作における施肥管理改善のための作物栽培学的研究)」

2021

  • 学士
    • 「節水栽培に対する水稲の成長、収量および品質の応答の品種間差異」
    • 「ササニシキ/ハバタキ染色体断片置換系統群を用いた収穫後の茎再生能力の解析」
  • 修士
    • 「耕起耐性を持つ雑草群集の性質および耕起耐性関連形質の解明」
    • 「Deep learning-based seedling identification algorithms on different weed species(深層学習を用いた異なる雑草種の芽生えの自動識別アルゴリズム)」
    • 「イネ幼苗における鉄過剰耐性の品種間差異の評価および関連形質の解析」

2020

  • 学士
    • 「水稲再生二期作栽培に適した早生多収水稲品種の同定」
    • 「塊根茎葉兼用サツマイモ栽培の生産性と品種適性の評価」
    • 「除草および追肥がイネ生産と生物多様性に及ぼす影響:慣行水田と有機水田の比較」
  • 修士
    • 「熱帯アジアの乾田直播稲作における苗立ち安定化のための深播き技術の検討」
    • 「Evaluation of crop performance under different nitrogen regimes in rice-ratoon rice systems in central Japan」
    • 「トウモロコシ-コムギ作付体系における肥料三要素欠乏下の作物収量形成の解析」

メンバー募集

国際植物資源科学研究室では一緒に研究するメンバーを募集しています。現在当研究室には男性13名、女性8名の学生・研究員が在籍しております。そのうち約半数が中国/マレーシア/ベトナム/フィリピン/ブータン/韓国/台湾/パキスタンからの留学生・研究員です(2022.3現在)。
学生・研究生としての代表的な受け入れ方法としては下記のような方法があります。

1. 学部4年生
国際開発農学専修の卒論学生として。
2. 修士課程の大学院生
東京大学 大学院 農学生命科学研究科 、農学国際専攻の修士課程の入試を受験する。