・NGOとJICAの比較
NGO・・・ | 誰かが声をかけて始める→ルールは構成メンバーが決める 主な収入源を会費や寄付(個人・企業から)受託費(JICAなどから)などとしているが、継続的かつ安定的な活動のために会費や寄付の比率を高めることに取り組んでいる |
カウンターパート→住民組織(ex.女性団体) | |
手法→エンパワメント=住民の持っている力を引き出す、その人自身の決定を大事にする | |
経費→大きなお金を動かせるNGOはあまりなかった ↓ 住民に働きかける(ex.マイクロクレジット) |
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JICA・・・ | 外務省の外郭団体→ODA大綱などに基づく |
カウンターパート→現地政府など | |
手法→ハード供与(ex.病院)から最近はエンパワメントに力を入れはじめた | |
経費→大きな予算を使える ↓ 上のほうで意思決定=上のほうに働きかける |
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問題点:収賄、利益を富裕層が独占=底辺まで届かない |
上下両方からの働きかけが必要→以上のような構図が変化してきた
背景:NGO・・・財政難→国民の税金(ODA予算)をもっと使ってもいいのでは?
JICA・・・底辺まで届くような協力が求められている
NGOとJICAがやっていることが近づいてきた
ODAが上のほうでとまることがなくなってきた
↓
ほんとうにいいことずくめなのか?
↓
別々のルールにのっとってやってきた団体の連携の難しさ
NGO・・・ | 行政のルールの縛り |
(ex.草の根事業に応募→選考→合格→・・・など手続きが煩雑=すぐには動けない | |
四半期ごとに報告=スタッフの少ないNGOにはかなりの負担) | |
プロジェクトのオーナーシップは誰のもの? | |
お金はJICAから出ている中で自分たちの理念・やりかたをつらぬけるのか? | |
JICA・・・ | 報告や成果があがるNGOを選ばなければならない |
説明責任(どういう基準で選考したのか) |
以上のような問題点を解決するために・・・ お互いにやりやすい方法の模索
NGO−JICA・・・委員を出して意見交換=連携事業協議会
・変えてほしい点などについて協議 ex.「77の論点」→HPで一般公開JANICのページ
連携事業の発表
事業評価も合同で実施
相互研修
・3〜5年目の若手が参加→数年後にえらくなったときにコミュニケーションがとりやすい
・NGO−JICAが分かり合えないという先入観もうすれる
このようにJICAが市民よりになっていく中でのNGOの存在意義とは?
・問題を訴えてゆく
・状況に応じた対応
・市民同士のつながり
NGOの課題
・独自性:どれだけ理念・やり方を確保できるか
・公的資金の比率が高まるのは危険:他の経済基盤が必要
・組織は人:スタッフの確保
・会員、ボランティアの拡大
・組織を運営していく力
・危機管理:企業より対応が遅い
ex.ひとつのNGOの不祥事でもNGO全体のイメージダウン
・アカウンタビリティ
JANIC=NGOのハブに当たる存在(ちなみにパソコンにあたるのはJVCなど)
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