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東京大学 大学院農学生命科学研究科
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田中 求(たなかもとむ)

田中 求(たなかもとむ)
■ 名 前
田中 求 (たなかもとむ)
■ 所 属
農学国際専攻 国際森林環境学研究室 助教
■ 経歴
1996年 東京農工大学農学部環境・資源学科卒業
2004 年 東京大学大学院農学生命科学研究科・森林科学専攻博士課程修了
2004 年 日本学術振興会特別研究員PD
2007 年 東京大学大学院農学生命科学研究科・学術研究支援員
2008 年 東京大学大学院農学生命科学研究科農学国際専攻・特任助教
2010 年 現職
■ 専門分野
環境社会学・林政学・地域発展論
■ 研究関心
研究関心   これまで、日本(高知県・山梨県・長野県など)・東南アジア(ビルマ・インドネシアなど)・メラネシア(ソロモン諸島)の農山漁村に沈潜して、自然を基盤 にした地域社会の暮らしの「当たり前」を把握してきました。
 その「当たり前」が衰退してきた地域では、その記録と再構築案の提示を、商業伐採などの大規模開発によって、「当たり前」が脅かされつつある地域では、 代替方策の試行錯誤というアクションリサーチを進めています。
 自然を基盤にした地域社会の「当たり前」は、食用・薬用・建築用など様々な生活資源を生み出すための生業という「自然との繋がり」、お祭りや相互扶助、 贈与交換、夜這いなど、先祖や子孫、地域住民という「人々の繋がり」で形成されています。これらすべてが研究対象です。いろんな地域に居候しながら、地域 社会の「当たり前」を感じ、笑われ怒られ身につけていく参与観察を行っています。
 そして、人が自然を基盤にみんなと暮らしていくという「当たり前」の「核」になっているものを探していきたいと思っています。
■ 研究例
1994年4月〜1995年3月 イ ンドネシア・マレーシア・タイなどでODA事業の現状と問題点把握、山村の社会経済調査
・・・国際協力以前に、ローカルな豊かさを理解する必要性を痛感 
1995年4月〜1996年3月 高知県吾北村を対象に、約60年間の山と林家の関わりの変容を調査
 ・・・衰退した山村社会を再構築するための「鍵」を探し始める    
1997年〜1998年 ビルマ・ラカイン山脈サラインチン人集落にて、焼畑山村の社会動態調査
 ・・・地域社会と政府・国際機関などとの橋渡しを試行錯誤
1999年 タイ・ビルマ国境周辺地域における難民などの就労状況および生活調査       
2000年4月〜2003年3月 ソロモン諸島にて、商業伐採導入後の地域社会の動態調査
・・・ローカルな豊かさの多様性に着目
2004年〜2009年 ソロモン諸島での商業伐採の代替方策の提案と試行補佐および失敗要因の分析
 ・・・長期アクションリサーチの試行 
2007年〜2009年 高知県吾北村・山梨県早川町における地域発展方策の提案と試行
 ・・・『地域の大事なもの便り』編著、外部者との協働による地域発展方策の検討
 
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