最近は、日本にいても、狂牛病、口蹄疫、狂犬病、鳥インフルエンザなど、海外から持ち込まれる人や動物の感染症の話題を耳にする機会が増えてきました。海外では、平和な日本からは想像できないくらい、感染症が蔓延している。私の関心のひとつは、こうした人や動物の感染症、また、動物から人にくる感染症の疫学的重要性、宿主と病原微生物対応に関わる研究である。さらに、特に途上国における、これらの感染症に対するワクチンの不足、侵襲性(痛みを伴うこと)への抵抗性を考え、安価で、痛みのない粘膜免疫や、ワクチン抗原を発現させた組換え作物を利用した食べるワクチンの研究をしています。
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