中西啓仁 准教授

新機能植物開発学研究室(地球生物環境学大講座)

■ 専門分野 新機能植物開発学、 植物栄養学、植物分子生理学、植物バイオテクノロジー

■経歴

1992年 東京大学農学部農芸化学科 卒業
1994年 東京大学大学院農学系研究科農芸化学専攻修士課程 修了
1995年 日本学術振興会特別研究員(DC2)
1995年 東京大学大学院農学系研究科農芸化学専攻博士課程 中途退学
1996年 東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 助手・助教
2001年 東京大学大学院農学生命科学研究科 博士(農学)
2008年 東京大学大学院農学生命科学研究科農学国際専攻 特任准教授
2016年 東京大学大学院農学生命科学研究科農学国際専攻 講師
2019年 東京大学大学院農学生命科学研究科農学国際専攻 准教授

■研究関心

世界の人口問題や食糧問題に対応するためには、現在はあまり作物の生産には利用されていない不良土壌でも作物を栽培する必要があります。たとえば、世界の耕地土壌の約3分の1を占めるpHの高い石灰質アルカリ土壌では、鉄が不溶化するため、植物は生育に必要な鉄を吸収することができず、生育することができません。そのような土壌でも生育する新たな植物の作出が必要となります。また、世界では16~20億人が鉄欠乏であるといわれています。

そこで、植物の鉄の獲得機構を解明し、これらに関わる遺伝子を明らかにし、これらを使って、石灰質アルカリ土壌での鉄欠乏に耐性を持つ作物やコメ、果実、イモなどの可食部に鉄を多く蓄積する作物の開発を行っています。

イタイイタイ病の原因として知られるカドミウムを含まない作物の開発も行っています。

■研究例

■イネ科植物(イネ、オオムギ、トウモロコシなど)のムギネ酸類合成に関わる遺伝子の単離
■イネ科植物における鉄欠乏に応答した遺伝子発現制御機構の研究
■鉄欠乏耐性作物の開発(図1)
■高鉄含有作物の開発
■低カドミウムイネの開発(図2)

鉄欠乏耐性イネの隔離圃場試験(図1)

低カドミウムコシヒカリ(図2)